DSC-WX1 レビュー


SONY Cyber-shot DSC-WX1 ゴールド

7月末に購入。 http://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-WX1/


簡単に特徴をまとめつつ、各機能についてレビュー。


【新開発した独自の高性能レンズ「Gレンズ」搭載。明るさF2.4、広角24mm相当光学5倍ズームの沈胴式レンズ】
【裏面照射型構造のCMOSセンサー“Exmor R”と高画質処理エンジン「BIONZ」を搭載】
【6枚連射下画像を1枚に合成し暗所撮影時のノイズを最大で従来比約1/4に低減する「手持ち夜景モード」を搭載】
この3点がこの機種のポイント。手ぶれ抑制機能と併せて、室内・暗所・夜景で抜群の性能を発揮してくれます。


作例として、明かりを落とした状態で浴室を映してみました。リンク先で拡大できます。
比較は2007年モデル、手ぶれ抑制機能未搭載・画像処理エンジンも1世代前でレンズ広角側39mm相当・F値2.8のDSC-W35。
撮影場所はほとんど同じなので、構図の違いはレンズ焦点位置の違いですね。



画像左、WX1は広角で明るく撮れてます。肉眼以上に暗所はクッキリしてる。
一方画像右のW35はISO感度を高める代わりにカラーノイズがびっしり。



さらに明かりを落とした状態での撮影。
かなり暗くカメラには酷な条件ですが、WX1はこんなに明るい。しかもこれ、手持ちで撮影してます。

夜景も同じように、手持ちでもある程度の撮影が可能です。これは衝撃。


【最大256度のパノラマ撮影が可能な「スイングパノラマ」機能を搭載】
そんなに期待していなかった機能だけど、これが意外と自然で、使える。



スライドすることでこーんなに画角が広がる。
画像右端の車が破綻しているのは、スライド中に何枚か連続でシャッターを切り後で合成することで画像を生成しているため。


【「ハイビジョン動画撮影」機能を搭載】
1280*720の解像度を持つMP4動画を撮影可能。


720pの高解像度で再生出来ます。


他にも気になることを箇条書きで。

  • ケータイと張り合うサイズ。体積容量で比較してもいい勝負。
  • Exmor RとBIONZエンジンの調整にまだ甘いところがあり、暗所撮影では抜群の強さを誇るけれど、昼間の撮影はノイジーだったり色乗りが薄かったりフレア発生が多かったり癖持ち。
  • シャッターボタンが端に寄り気味。少しホールドしづらい。
  • EV(露出傾向)の調整がワンタッチで出来ない。明るめに映ることが多いので利用頻度は高いのだが。撮影モードの時に一つボタンが余っているのに…ちょっと残念。
  • 小ささと広角さを欲張りすぎた分の弊害がいろいろ→最広角側では湾曲収差が結構目立つ…が、これはこれで味があっていい。レンズの望遠側はF値5.9と暗め。解像度的にも実用は3倍ズームまでかな。
  • 手持ち夜景モードやパノラマ撮影モードなど、CPUや光学シャッターを多用するモードではバッテリーの消費が激しい。
  • 2秒セルフタイマーの使い勝手が良くない。(1枚ごとに設定が必要、設定箇所が使用頻度の低い10秒セルフタイマーより奥にある)
  • 三脚穴が端(しかもシャッターボタンのある方とは逆側)に寄りすぎているので、軽量三脚が使いにくい。


最後の箇条書きは厳しめな意見が多くなってしまったけれど、とても気に入っている機種。
まだまだカメラの特性を探りながらな状態ですが、毎日楽しんで使えてます。